交通事故によって膝を痛めることは珍しくありません。バイク・自転車での交通事故であれば転倒して膝を打ちつけることがあります。転倒せずとも、姿勢を保持しようと反射的に手足を出して、膝関節を痛めてしまう可能性もあります。

また、自動車に乗車中に追突された場合でも、ペダルに乗せている足を強く踏ん張って痛めたり、側方から追悼された場合はドアに膝をぶつけたり、膝関節が捻じれたりします。

助手席に乗っている場合でも、追突の勢いが強く、膝をダッシュボードに強打することで起きる『※ダッシュボード損傷』というものも存在します。

※ダッシュボード損傷とは読んで字のごとく、車内のダッシュボードにぶつけることが起こる損傷です。

股関節が後方に脱臼してしまうことを指すことが多いですが、膝を強打するという受傷機序からみてわかりますように、膝を痛めてしまいます。

膝関節後方脱臼、前十字靭帯・後十字靭帯損傷及び断裂することもありますので、膝や股関節に異常を感じたらすぐに救急車を呼んでください。歩行困難になる後遺障害が残る可能性がありますので、一刻を争います。

膝は毎日歩いたり、立ったりしゃがんだりするだけでも使っています。日常的に酷使する関節ですので、痛みがあるまま放置していると慢性的な痛みの原因になりやすいです。半月板や膝関節の靭帯を損傷していますと、将来的な膝関節変形症のリスクも高くなりますので注意が必要です。

整形外科を受診されていない場合、すぐに紹介状を書かせていただき、レントゲン検査を受けて頂きます(症状によりMRIも推奨させていただきます。)。

その後、膝関節の痛みの対してアプローチさせていただきます。多くの場合は、膝関節を構成する靭帯の損傷(捻挫)・膝関節を構成する筋肉の負傷となっていることが多く、当院では膝をスムーズに動かせるように、筋肉を中心に施術させていただきます。それによって膝への負担が軽減されていきます。

膝の痛みは、痛みの原因をしっかりと特定することが重要ですので、おひとりおひとりで施術内容も変化いたしますので、交通事故に遭ってから膝が痛む方はお気軽にお問い合わせください。